モレスキンを買ったのに、まだほとんど書けていない。
最初の1ページを開いて、ペンを持つ。けれど、「ここに何を書けばいいんだろう」で止まる。数千円のノートに、ただの買い物メモや今日やることを書くのは、少し勇気がいります。
先に答えを書きます。
モレスキンがもったいない時の答え
- きれいに残すより、まず1行書く
- 最初のページは試し書きでいい
- ペンは油性ボールペンか鉛筆から始める
- 10ページ使ってから、続けるか決める
私も、モレスキンを買った時は「これでちゃんと書ける人になれそう」と思っていました。ところが、最初の1ページで止まりました。普通のメモを書くにはもったいないし、ペンが裏抜けしたら嫌だし、きれいに始めようとするほど何も書けない。結局、しばらく机の上に置いたままになっていました。
そこから、最初のページを試し書きにして、鉛筆で複数ページ使ってみることにしました。ページを汚した瞬間、少しだけ気が抜けます。モレスキンは、白紙のままより、使った方がラクになりますよ。
ここでは、モレスキンがもったいなくて書けない時の始め方、裏抜けやにじみを避けるペン選び、10ページだけ使う具体例、続けるか別ノートにするかの判断までまとめます。
この記事のポイント
- モレスキンがもったいなくて書けない理由
- 最初の1ページを試し書きにする方法
- 油性ボールペン、ゲルインク、万年筆、鉛筆の違い
- 10ページだけ使って判断する具体例
- モレスキンを続ける人、別ノートが合う人の違い
モレスキンがもったいなくて使えない理由
モレスキンがもったいなくて書けない理由は、値段だけではありません。
高い。おしゃれ。失敗したくない。裏抜けも怖い。きれいに使っている人の写真を見ると、自分の雑な字を入れるのが嫌になる。
買った時は気分が上がります。手に取ると、生活が少し整いそうに見える。続ける人になれそう。思いついたことを残せる人になれそう。机の上にあるだけで、少しだけ自分が変わった気がする。
でも、ノートは置いただけでは何も変わりません。
書かない日が続くと、黒い表紙を見るたびに少し重くなります。「いつかちゃんと使う」と思っていたのに、その「いつか」が来ない。新品同然のまま残っているモレスキンは、きれいなのに、見るたびに引っかかります。

高いノートに普通のメモを書く罪悪感
モレスキンに、買い物メモや今日やることを書く。
それだけなのに、なぜかもったいなく感じます。安いノートなら何も考えずに書けるのに、モレスキンになると「もっとちゃんとしたことを書かないと」と構えてしまう。
でも、買い物メモでも、仕事の走り書きでも、あとで忘れたくない一言でも、書けばそのページは役に立っています。
モレスキンにふさわしい内容を探し始めると、ほとんど何も書けません。日常の小さいメモを書けるようになった時点で、モレスキンはやっと道具になります。
最初の1ページを失敗したくない怖さ
モレスキンで一番重いのは、最初の1ページです。
日付の位置を間違えたくない。字を汚したくない。ペンがかすれたら嫌。1文字目で失敗したら、このノート全部がダメになった気がする。
だから、最初の1ページに名言や目標を書こうとしない方がいいです。重くなります。
1ページ目は、ペンの試し書きで十分です。線を引く。名前を書く。日付を書く。裏を見る。そこまで終われば、もう新品ではありません。使い始めたノートです。
裏抜けやにじみが怖くてペン選びで止まる
モレスキンは、ペンとの相性で印象が変わります。
特に万年筆やインク量の多いゲルインクを使うと、裏抜けやにじみが気になる人もいます。モレスキンの紙質や仕様はシリーズによって違うため、紙の重さやページ数はモレスキン公式サイトや販売店の商品ページで確認しておくと迷いが減ります。
ただ、仕様を読んでも、手元のペンとの相性まではわかりません。
まず1ページ目に手元のペンを並べて、短い線と「あいうえお」を書きます。裏を見て、抜けたペンは本番で使わない。これだけで、次のページに進みやすくなります。
モレスキンを使ってる人はダサいのか
「モレスキンを使ってる人はダサい」と言われると、外で開きにくくなります。
カフェで開いたら、気取って見えるのではないか。持っているだけで満足している人に見えるのではないか。そう考えると、バッグに入れても結局スマホにメモしてしまう。
でも、ダサく見えるかどうかより、中身があるかどうかです。
買い物メモ、読書メモ、仕事の愚痴、あとで忘れたくないこと。中身が雑でも、使っていれば道具です。新品同然のまま残っている方が、あとで自分に刺さります。
最初の1ページをどう始めるか
最初の1ページは、きれいに始めなくていいです。
むしろ、最初に少し汚してしまう方が後がラクです。モレスキンを「失敗できないノート」から「普通に書くノート」に変えるためのページにします。

1ページ目はペンの試し書きにする
最初にやることは、ペンの試し書きです。
- 油性ボールペンで線を書く
- ゲルインクで短い文字を書く
- 万年筆を使うなら一行だけ書く
- 鉛筆やシャープペンも試す
- ページを裏返して、透け方と抜け方を見る
抜けたペンには、小さく「本番なし」と書いておきます。透けるけれど読める程度なら「短文だけ」。気にならないなら「普段使い」。
これで1ページ目の役目は終わりです。失敗ではなく、今後の失敗を減らすページです。
裏抜けが怖い人は、まず油性ボールペンか鉛筆から入るとラクです。
名前と使い始めた日だけ書く
試し書きでも重いなら、名前と日付だけ書きます。
「2026年6月22日 使い始め」
これだけで十分です。立派な目標はいりません。「毎日書く」「夢を叶える」と書くと、書けなかった日にまた重くなります。
「モレスキンノートで夢が叶う」という言い方もあります。けれど、ノートが勝手に何かを叶えてくれるわけではありません。今日の1行を残すから、後で見返せるものになります。
3行メモで最初のハードルを下げる
最初から1ページを埋めようとすると、すぐ止まります。
まずは3行だけでいいです。
- 今日やること
- 今日買うもの
- 今ちょっと気になっていること
たとえば、こうです。
今日やることを1つ書く
あとで忘れたくないことを書く
モレスキンは油性ペンで使う
このくらいで十分です。モレスキンにふさわしい文章を探すより、今日の用事を書いた方がページは進みます。
失敗ページは付箋か線で処理する
最初のページを失敗したら、そのページを終わりにしないでください。
付箋を貼る。太い線を引く。「試し書き」と書く。レシートを貼る。次のページに進む。
これだけです。
失敗ページをきれいに消そうとすると、また手が止まります。隠すか、役割を変えるか、次に進む。ノートは1ページで終わりません。
途中から目印を付けたい人は、付箋やインデックスを足すと整理しやすくなります。メモを後から動かす考え方は、付箋ノートはもったいない?無駄にせず効率化する賢い使い方とも相性がいいです。
モレスキンの裏抜けが不安な時のペン選び
モレスキンの裏抜け対策は、ペンを変えるのが一番早いです。
紙を変えるより、今のノートに合うペンを選ぶ。最初から濃いインクや太いペンで書かない。ここだけで失敗は減ります。

ペン別の早見表
| ペンの種類 | 最初の使いやすさ | 裏抜けの不安 | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 油性ボールペン | 始めやすい | 少なめ | 日記、買い物メモ、仕事メモ、思いついたこと | 強く押すと裏に筆圧の跡が残る |
| ゲルインク | 書き味は良い | ペンによって差が出る | 日付、短いメモ、色分け | 太字や濃い色は試し書きしてから使う |
| 万年筆 | 人を選ぶ | 出やすい | 短文、日付、ゆっくり書く日記 | 細字、インク少なめ、試し書き前提で使う |
| 鉛筆・シャープペン | 始めやすい | ほぼ気にせず使える | ラフメモ、下書き、頭の整理 | 筆圧の凹み、こすれ、消し跡は出る |
| マーカー | 本番向きではない | 高め | 付箋、別紙、軽い目印 | ページに直接引く前に必ず裏を見る |
油性ボールペンは最初の1本に向いている
迷うなら、油性ボールペンから始めます。
水性ペンや太いゲルインクより、紙に染み込みすぎにくく、普段のメモに使えます。強い筆圧で書くと凹みは出ますが、最初の1冊を動かすには十分です。
0.5mm前後なら細かいメモに使えます。0.7mm前後なら力を入れずに書けます。どちらも1ページ目で試して、裏を見てから決めてください。
ゲルインクは短いメモから試す
ゲルインクは、なめらかで見た目もきれいです。だからモレスキンに使いたくなります。
ただ、インク量が多いものは、透けやにじみが出ます。太字、濃い色、乾きが遅いタイプは、最初から本文に使わない方が無難です。
使うなら、日付だけ。短いチェックだけ。色を付けたい部分だけ。本文は油性ボールペンにして、ゲルインクは目印に回すと扱いやすくなります。

万年筆は細字と試し書きが前提
モレスキンに万年筆で書くのは、雰囲気があります。
けれど、インクが多い万年筆は裏抜けが出やすいです。太字、ぬらぬら書けるペン、乾きにくいインクは、最初から本番ページに使わない方がいいです。
万年筆を使いたいなら、細字で一行だけ書きます。裏を見る。乾いたあとにこすってみる。問題なければ短文から使います。
万年筆をメインで使いたい人は、モレスキンにこだわらず、万年筆向けの紙を使ったノートも比べた方が早いです。
鉛筆とシャープペンは白紙を崩すのに使える
裏抜けが怖くて手が止まるなら、鉛筆かシャープペンで始めます。
消せます。にじみません。インクの乾き待ちもありません。最初の1ページを崩すには、これくらい軽い道具の方が合います。
考えの整理、仕事のメモ、買い物リスト、頭の中の整理。鉛筆で書いて、残したい部分だけ後からペンでなぞる使い方もできます。
マーカーはページに直接引く前に別紙で見る
マーカーは、モレスキン本体にいきなり引かない方がいいです。
特に濃い色や太いマーカーは、裏に抜けたり、次ページに影響したりします。使いたいなら、付箋や別紙に引いて貼る方が安全です。
どうしても直接引くなら、最後のページや試し書きページで見てからにしてください。
10ページだけ使う具体例
モレスキンを続けるか、別のノートにするか。買ってすぐ判断しなくていいです。
まず10ページだけ使ってください。10ページ使うと、紙、サイズ、ペン、気分が合うか見えてきます。

1ページ目から10ページ目までの使い方
| ページ | 書く内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 1ページ目 | ペンの試し書き | 裏抜けするペンを先に外す |
| 2ページ目 | 名前と使い始めた日 | 新品の重さを消す |
| 3ページ目 | 今日の買い物メモ | 普通のメモに使う練習 |
| 4ページ目 | 3行日記 | 長く書かずに日記を始める |
| 5ページ目 | 思いついたこと、仕事メモ | あとで忘れたくないことを残す |
| 6ページ目 | 読書メモ | 感想文ではなく一言で残す |
| 7ページ目 | 頭の中のモヤモヤ | きれいに書かないページを作る |
| 8ページ目 | 今月やること | 見返すページを作る |
| 9ページ目 | 失敗ページ、落書きページ | 汚しても続ける感覚を作る |
| 10ページ目 | このノートを続けるか判断する | 合う、合わないを言葉にする |
10ページ目に書く判断メモ
10ページ目には、続けるかどうかを書きます。
このモレスキンを続けるか
- 紙の透け方は気になるか
- 今のペンで書けるか
- サイズは持ち歩けるか
- 買い物メモに使って嫌だったか
- 別ノートにした方が書く回数は増えるか
ここまで書くと、「高かったから使えない」ではなく、「このノートは自分に合うか」で考えられます。
10ページ使ってまだ苦しいなら、別ノートに変えていいです。逆に、少しでも開く回数が増えたなら、そのまま続けてみてください。
モレスキンをやめるか、使い続けるか
モレスキンを買ったからといって、最後まで無理に使う必要はありません。
ただ、白紙のまま「自分には合わない」と決めるのは少し早いです。10ページ使ってからなら、納得して続けるか、別ノートにできます。
モレスキンを続けていい人・別ノートが合う人
| モレスキンを続けていい人 | 別ノートが合う人 |
|---|---|
| 多少の裏抜けを気にしすぎない | 裏抜けが強いストレスになる |
| 日記、メモ、思いついたことを雑に入れたい | 万年筆をメインで使いたい |
| 見た目や持ち歩く気分も欲しい | ページ番号や目次が必要 |
| ページがふくらんでも使った跡だと思える | 紙の厚さを重視する |
| 買い物メモや仕事メモにも使える | 安いノートの方が気楽に書ける |
手頃なハードカバーノートで練習してもいい
どうしてもモレスキンに書けないなら、手頃なハードカバーノートで練習するのもありです。
いわゆるダイスキンのように呼ばれるノートも、練習用としては使えます。正式な商品名のように扱うより、「安くて失敗できるハードカバーノート」と考える方がいいです。
使い方は簡単です。
- 1週間だけ買い物メモに使う
- 同じペンで書いてみる
- 3行日記を続けてみる
- 続いたらモレスキンにも同じことを書く
練習用ノートで立派な使い方を作る必要はありません。モレスキンに書く前の肩慣らしです。
ロイヒトトゥルム1917など別ノートに変える判断
モレスキンの雰囲気は好き。でも、ページ番号や目次がないと整理できない。万年筆で書くたびに裏抜けが気になる。
その悩みがはっきりしているなら、ロイヒトトゥルム1917のような機能寄りのノートを比べる意味があります。ページ番号や目次を使いたい人、ノート全体を整理して管理したい人には、その方が合うこともあります。
逆に、モレスキンの良さは、整理されたノートを作ることより、思いついたことをそのまま入れられるところです。多少ぐちゃぐちゃでも持ち歩きたい人には、まだ使う余地があります。
持ち歩けないならペンも一緒にする
モレスキンを使わない理由が「ペンが近くにない」なら、ノートとペンをセットにします。
ペンを探しているうちに、書く気は消えます。ブックバンドやペンホルダーで一緒にしておけば、バッグから出してすぐ書けます。
これは見た目を整えるためではなく、書くまでの面倒を減らすためです。
紙ものを大事にしすぎて、使わないまま増える人は、ノート以外でも同じ悩みが出やすいです。本や紙ものを残す・手放すの分け方は、本を捨てるのがもったいない!罪悪感なく手放す基準と方法でも触れています。
雑誌や切り抜きも、全部残すほど見返せなくなります。必要な部分だけ残す考え方は、モレスキンを使い切る感覚にも近いです。紙ものを保存するだけで終わらせたくない時は、雑誌の切り抜きがもったいない!後悔しない解体と収納術も参考になります。
Q&A:モレスキンがもったいない時の疑問
Q1. モレスキンは本当に紙質が悪いのですか?
A. 悪いと決めつけるより、ペンとの相性が出やすい紙です。油性ボールペンや鉛筆なら使えても、万年筆や太いゲルインクでは裏抜けやにじみが気になる人もいます。
Q2. モレスキンは万年筆に向かないのですか?
A. 万年筆をメインにするなら、まず試し書きしてください。細字、インク少なめなら使える組み合わせもありますが、太字やインク量の多いペンは裏抜けが出やすいです。
Q3. モレスキンの裏抜けを減らすには何を使えばいいですか?
A. 最初は油性ボールペンか鉛筆です。ゲルインクや万年筆は、1ページ目で裏を見てから使います。マーカーは直接引かず、付箋や別紙に使う方が安全です。
Q4. 最初の1ページを失敗したらどうしますか?
A. 「試し書きページ」と書いて、そのまま使います。付箋を貼る、線を引く、次のページに進む。それで終わりです。1ページの失敗でノート全部を止めない方がいいです。
Q5. モレスキンを買ったけど使わないのは無駄ですか?
A. 買っただけで終わると、満足感より自己嫌悪が残ります。まず10ページだけ使ってください。それでも合わないなら、別ノートに変える判断ができます。
Q6. ダイスキンのような安いノートで練習してもいいですか?
A. いいです。手頃なハードカバーノートで、買い物メモや3行日記を試すと、モレスキンに書く時の重さが減ります。ただし、練習用で満足して本番をまた白紙にしないようにします。
Q7. ロイヒトトゥルム1917など別ノートに変える基準は?
A. ページ番号、目次、紙の厚さ、万年筆との相性を重視するなら、別ノートを比べる価値があります。モレスキンの雰囲気より書きやすさを優先するなら、買い替えもありです。
Q8. モレスキンを使っている人はダサいですか?
A. 持っているだけで中身が空白なら、自分で少し痛く感じます。買い物メモでも日記でも、実際に使っていれば道具です。外からどう見えるかより、ページが進んでいるかで見た方がラクです。
Q9. モレスキンはどこで売っていますか?
A. 文房具店、書店、雑貨店、オンラインショップなどで扱われています。サイズや罫線、紙の仕様は商品ごとに違うため、購入前に商品ページで確認してください。
Q10. モレスキンに何を書けば元が取れますか?
A. 元を取るために立派なことを書く必要はありません。買い物メモ、日記、仕事メモ、読書メモ、思いついたこと。毎日開く内容にした方が、結果的に使い切れます。
まとめ:今日1行だけ書く
モレスキンは、きれいに保存するほどもったいなくなります。
最初の1ページは、試し書きでいいです。油性ボールペンか鉛筆で、線を引く。名前を書く。今日のメモを1行だけ書く。
そのあと10ページ使ってください。
買い物メモ、3行日記、思いついたこと、読書メモ、頭の中のモヤモヤ。そこまで書いてから、モレスキンを続けるか、別ノートにするか決めればいいです。
今日の1行は、きれいじゃなくていいです。
「今日やること」を1行だけ書く。それだけで、モレスキンは置物から道具に変わります。
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